ブックレビュー

月平均300冊を読む読書の技法を取り入れる

こんにちは、ざらつです。

本日は佐藤優 著「読書の技法」を読んで感じたことを書きます。

私自身読書が好きで年間60〜70冊程度読んでいますが

読むペースに波があったり気が向かない時があります。

(漫画は月30冊は読んでますが)

現在の読書の壁を超えたいなと思いこの本を読んだところ

私にはとても効果のある本でした。

これから読む方の参考になればと思います。

なぜ読もうと思ったか

・本が好きで月5冊程度読んでいるがだんだんと読書を楽しめなくなっている

ような気がして、読書家の人の読書法を知りたかった。

・月間300冊読むためにはどんな読み方をしているのか

参考にしたかった。

・読書の技法というからにはすごい技術なんだろうなと思った。

自分の読書レベルを上げてみたいんですよね、本好きとしては。

 

本を読む時間を無駄にしないための技法

人生の時間には限りがあり一生のうちに読める本の数は限られてしまう。

読みたい本が多くある中で、より多くの本を読むために著者の読書法が生まれた。

読書によって自分にはない知識、経験を取り込み

人生を2倍、3倍と豊かにしていく。

でも、本の中にはプラスになるものもマイナスになるものも存在する。

本を読む時間を無駄にしないために読むべき本を選別する作業が必要。

 

熟読によって知識を身につける

数ある本の中から良質の知識を得ることができる本を熟読して知識を身につける。

でも、月に熟読できる数には限りがあるから速読によって本の内容に当たりをつける。

早く読むために速読を身に付けるのではなく

本の質を見分けるために速読によって選別して行く。

熟読法の要諦は3回読むことにより知識を吸収する点にある。

1回目は気になる箇所に線を引いて読む。

2回目はノートに重要箇所を書き写す。

3回目はもう一度読む。

重要だと思われるところを段階を踏んで深掘りするから

未見の知識でも吸収することができる。

 

速読によって読むべき4つのレベルに分ける

1冊を30分程度で読む「速読」と1冊を5分程度で読む「超速読」を使い

以下の4つのレベルに本を仕分けする。

①熟読対象

②速読対象でノートを作るもの

③速読対象でノートは作らない

④超速読対にとどめるもの

最初にこの本を読んだときは1冊30分、まして5分で読むことなど

無理な話と思いました。

現状では1冊1時間30分〜2時間かかりますし。

でも読み進めて行くうちになんとなく45分くらいで読めるようになったかなと思います。

ポイントは力を抜いて読むことかなと思います。

そして重要箇所に付箋をつけながら読むのも効果的でした。

「読書の技法」を読んでまだ1週間くらいなので

この調子で練習していけば1冊30分でも読めそうな気がします。

お金を出したのに5分で選別してしまうのはなんだか勿体無い気がして

まだ超速読には手を出していません。

読みたい本が100冊を超えてきたらチャレンジしてみようと思います。

私はこの本の速読の概念に出会えたことが収穫でした。

長年速読法をマスターしたいと何冊か速読やフォトリーディングの本を読みましたが

いまいちやり方が分からず結局読むスピードを早くすることしかできてませんでしたので。

 

まとめ

本を多く読むことは何か特別な速読術を身につけないとダメだと思い込んでいたけど

ちょっとしたきっかけで読む効率が上がりました。

これからは次の本へ取り掛かるのもスピードが早くなると考えてます。

結果的にライフワークの一つである読書の質が上がったことは本当に収穫でした。

読書ノートについては私にはブログがありますので

本から受けたインスピレーションや感想などを記事にしながら

ノートの代わりにしていきたいと考えてます。

読書につまづいた時にはおすすめな一冊です。